プロミスの審査について徹底分析|審査基準や申込方法などを解説

フリーキャッシングなどのカードローンをはじめ、プロミスにはいくつかの商品がありますが、いずれも審査に通らなければ利用できません。

プロミスの審査の際には、申込情報をもとに信用情報機関から個人の信用情報を取得し、それらから審査を行います。

職業や年収に加え、他社での借入状況なども審査項目となり、虚偽の申告をしてもバレてしまうため正しく申告しましょう。

本記事では、プロミスの審査を通過する人にはどのような特徴があるのか、プロミスで行われる審査について詳しく解説していきます。

プロミスの審査を受けたいが通過するか心配だという方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 審査で判断されるのは返済能力の高さ
  • スマホで「少ない入力項目で最短15秒回答」からの申し込みなら仮審査結果が最短15秒でわかる
  • 収入が少ない人でも勤続年数が長い場合は審査に有利
  • 自営業者は年収が高くても収入の安定性を示さないと審査に落ちる可能性あり
  • 主婦・学生でも安定したアルバイト収入があれば審査に通る可能性あり
  • 年金受給者は年金以外の収入があると審査に有利
  • おまとめローンは総量規制対象外であるため年収の3分の1以上も借入可能

プロミスの審査について|申込条件を満たすことが必須

申込条件とは。審査で重要視される項目

プロミスのカードローンであるフリーキャッシングは、18歳から申し込み可能で、安定した収入があれば主婦や学生でも申込可能です。

フリーキャッシングについての貸付条件は、以下の通りです。

借入可能額最大500万円
貸付金利年4.5~17.8%
申込可能年齢18~69歳
資金使途生計費に限るただし個人事業主は事業費としても可
担保・保証人不要

フリーキャッシングは18〜69歳で安定した収入のある人が申し込み可能で、審査の対象者となります。

主婦や学生、年金受給者であっても、アルバイトやパートなどでの収入がある場合には審査に通る可能性があります。

審査基準|職業・収入・借入状況などをもとに審査される

審査では主に、借り入れを申し込んだ人に返済能力の有無が判断されます。

審査についての情報は開示されないため、何が理由で審査に通らなかったのかはわかりません。

しかし各金融機関に共通して、次の6つ項目は審査において重要視されています。

  1. 収入
  2. 職業
  3. 勤続年数
  4. 住居に関する情報
  5. 他社での借入状況
  6. 信用情報

1.  収入|年収の高さよりも安定的な収入がある方が審査に有利

借主の返済能力を判断する上で、年収は重要な指標となります。

しかし年収が高ければいいという訳ではなく、歩合制のように年によって年収が大きく変化するような場合には、返済能力が低いと判断される可能性もあります。

毎月一定の収入があることで月々において確実に返済ができるため、借入先の金融機関は安定した収入のある人を借入対象としています。

あるいは、収入が高くても住宅ローンや家賃の支払いといった支出に占める割合が大きいような人の場合、返済能力がないと判断されてしまう可能性もあります。

プロミスでは、主婦や学生でもアルバイト収入などがある人であれば、申込対象者となります。

収入の低さだけで、審査に通らない訳ではありません。

参照:プロミス公式サイト

2.  職業|正社員・公務員は審査に有利

借主の職業についても、返済能力を判断する重要な指標となります。

大企業の正社員や公務員であれば、安定した収入を得られる職業であると判断され、審査に通る可能性は高いです。

特に公務員は、審査においてかなり高く評価される傾向にあります。

その理由としては、公務員は国や地方自治体に雇用されている点があり、社会的に信用が高いからです。

また、民間企業に雇われている会社員にはリストラのリスクがありますが、公務員は不祥事などがない限りは解雇されないため、職が安定していると判断されます。

一般的に公務員は会社員と比較して離職率が低いため、転職して収入が不安定な職に就くことも考えにくいです。

これらの理由から、公務員であることは審査において非常に有利に働きます。

ただし公務員ではないからといって、諦める必要はありません。

例えば非正規社員やアルバイト・パートの場合でも、定期的に収入を得られている場合には審査に通る可能性はあります。

参照:プロミス公式サイト

3. 勤続年数|勤続年数の長さは離職率が低いと判断されるため審査に有利

審査に有利。勤続年数は強み

年収や職業に続き、勤続年数の長さも審査で返済能力を判断するひとつの指標です。

審査では勤続年数が長い人は、その後も同じ会社で勤め続けることが想定されるため、離職する可能性が低いと判断されます。

離職しないということは安定的な収入が見込めるため、返済能力は高いと評価されます。

大企業の正社員や公務員でない場合でも、長く勤めている人は勤続年数が強みとなるため正しく申告するようにしましょう。

参照:プロミス公式サイト

4. 住居に関する情報|持ち家で居住年数が長いと審査に有利

住居の種類や居住年数などの情報は、審査の判断材料となります。

自己の持ち家もしくは家族の持ち家で住宅ローンの支払いがない場合は、審査においては返済能力が高いと評価されます。

賃貸住宅に住んでいる場合や住宅ローンの支払いがある場合は、家賃やローン返済の負担が月々生じているため、借り入れをした場合の返済を確実にできるのかを確認されるでしょう。

収入に対する家賃の割合が過度である場合や、住宅ローン残高が多額で毎月の返済額が大きすぎるような場合には、審査で返済能力が低いと判断される可能性もあります。

また居住年数に関しては、長い方が審査には有利になります。

借入先にとって、居住年数が短いと住居が安定していないと見なされ、借主が住まいを転々として連絡がつかなくなるなどのリスクを想定するため、審査の評価が低くなります。

したがって居住年数が1年未満の場合には、審査に影響が出る可能性があります。

参照:プロミス公式サイト

5. 他社での借入状況|他社に借り入れがないと審査に有利

他社での借入状況は、審査において必ず確認されます。

他社での借り入れがあり、借入申込金額とそれらを足したものが借主の年収の3分の1以上となる場合には、総量規制を超えるために審査の通過は難しくなります。

総量規制とは、過度な借り入れ・貸し付けを防ぐための貸金業法による規制のことです。

具体的には、プロミスなどの消費者金融からの借り入れやクレジットカード会社からのキャッシングの総額が、借主の年収の3分の1を超える場合には、新たな借り入れはできなくなります。

銀行などでの借り入れやクレジットカードのショッピング利用額は、総量規制の対象外です。

この総量規制に抵触する場合には貸金業者はお金を貸せないため、審査は通らないことになります。

したがって他の消費者金融での借り入れやキャッシング利用がないことは、審査で有利となります。

参照:プロミス公式サイト

6. 信用情報|過去に契約したローンを完済している場合・延滞履歴がない場合は審査に有利

クレヒスなどの信用情報は、審査を行う上で必ず確認され、返済能力を判断するための重要な指標となります。

クレヒスとは「クレジットヒストリー」の略で、クレジットカードやローンを利用した際に残っている情報、すなわち利用履歴のことです。

国内には3社の信用情報機関があり、それぞれの信用情報機関がクレヒスに関する情報を保有しています。

プロミスをはじめとする金融機関が審査をする際には、この信用情報機関に照会を行うことで借主の信用情報を確認します。

借主が過去にクレジットカードやローンを契約しどのように利用したのかが調べられるため、延滞や破産などの異動情報があれば、審査に通るのは難しいでしょう。

またクレヒスでは、リボ払いや分割払いの記録や、消費者金融やキャッシングなどからの借入残高、信用情報機関への信用情報の照会履歴などもわかります。

クレヒスにおいて悪い情報として残るものや、返済能力が低いと判断されるものは、以下の通りです。

  • 何度も延滞を繰り返している
  • 延滞してから解消されるまでに時間がかかっている
  • リボ払いや分割払いの残額が多く、毎月の請求額が大きい
  • カードローンやキャッシングの借入額が年収の3分の1程度ある
  • 短期間に複数の金融機関に借り入れの申し込みをしている

上記のようなものとは反対に、延滞がなく毎月適切に支払いできている記録や、ローンなど借り入れを完済した記録は、良いクレヒスとして返済能力が高いと評価されます。

したがってクレジットカードやローンを利用している人でも、約定返済日に遅れず支払いができている場合は、審査で有利となる可能性が高いです。

参照:プロミス公式サイト

プロミスの審査の流れ|仮申込による審査結果は最短15秒でわかる

プロミス審査の流れ。仮審査は最短15秒

プロミスの審査には仮審査と本審査があり、以下のような流れで行われます。

  1. 申込受付
  2. 仮審査
  3. 本審査
  4. 申込手続き完了

申込時には申込方法に関わらず、氏名や住所などの借主の基本情報や、住まいに関する情報、他社での借入残額などを申告します。

運転免許証などの本人確認書類や、借入希望額によっては、必要となる収入証明書類は申込時点で提出することになります。

仮審査は申込時に受け付けた上記の情報をもとに行われ、信用情報機関への信用情報の照会もこの時点で行われます。

どの金融機関においても仮審査にはそれほど時間はかからず、即日中に結果がわかるものも多いです。

プロミスではさらに、スマホから「少ない入力項目で最短15秒回答」での申し込みを行うと、最短15秒で仮審査の結果がわかります。

仮審査に通ったら本審査へと移り、本審査では在籍確認が行われます。

在籍確認とは、申込時に申告された勤務先に間違いなく勤めているか電話で確認を行うことですが、プロミスの場合は原則電話による在籍確認は行われません

ただし申込内容や審査の結果によっては、電話による在籍確認が行われる場合があります。

在籍確認が終わり申込情報に全て問題がなければ、本審査は終了となり申込手続きは完了します。

参照:プロミス公式サイト

プロミスの審査にかかる時間|webか自動契約機での申し込みが早い

プロミスの申込方法は、大きく分けて以下の4種類です。

  1. web申込
  2. 電話申込
  3. 店頭申込
  4. 郵送申込

「少ない入力項目で最短15秒回答」からの申し込み|最も審査が早い申込方法

スマホからプロミス公式サイトを開くと、「少ない入力項目で最短15秒回答」というボタンが上部に表示され、申込ページに遷移できるようになっています。

このボタンから申込に進むことで、仮審査が最短15秒で完了するため、プロミスの審査にかかる時間が最短となる申込方法であるといえます。

「少ない入力項目で最短15秒回答」での申し込みについては、借入金額や申込受付時間が通常のweb申込の場合と異なり、両者の違いは以下の通りです。

「少ない入力項目で最短15秒回答」での申込web申込
申込受付時間9:00〜21:0024時間
新規申込時の借入限度額最大50万円最大500万円
申込媒体スマホのみスマホ・パソコン

「少ない入力項目で最短15秒回答」はスマホからのみ申し込み可能となっており、受付時間は平日・休日を問わず9:00〜21:00と決まっています。

また新規申込の場合は、借入限度額が50万円までとなります。

申込受付時間に制限はありますが、「少ない入力項目で最短15秒回答」からの申し込みが、申込から審査完了までにかかる時間が最も早い申込方法です。

web申込|当日の午前中など早い時間に申し込むと即日融資となりやすい

通常のweb申込の場合も審査にかかる時間は比較的早いのですが、深夜や早朝など9:00〜21:00以外の時間に申し込んだ場合には、直ちに審査が開始されないため審査完了までに時間がかかります。

24時間365日可能なweb申込であっても、9:00など審査の受付時間中の早い時間に申し込むと、即日融資が実現する可能性が高くなります。

電話申込|つながりにくい場合は申し込みに時間がかかる場合がある

電話申込についても申込の受付時間が決まっており、9:00〜21:00となっています。

電話番号は、通常のプロミスコール(0120-24-0365)と女性専用ダイヤルのレディースコール(0120-86-2634)の2つです。

電話申込の場合、オペレーターに相談しながら申し込める利点はありますが、電話が混み合っている場合はなかなか申込手続きに進めず、時間がかかる可能性があります。

自動契約機による申し込み|カード発行希望の場合には最も早い申込方法

対面申込の中でも自動契約機による申込は、同様に9:00〜21:00*が受付時間です。

※自動契約機により異なる場合があります。

自動契約機による申込では、審査の間その場で待たなくてはいけませんが、手続きが完了したらその場で発行されたカードを受け取れるため便利です。

借り入れにカードの発行が必要な人にとっては、自動契約機での申込が最短であるといえます。

お客様サービスプラザでの申し込み|平日の限られた時間しか申し込みできない

お客様サービスプラザでの対面申込を希望する場合、営業時間は平日の10:00~18:00*となっており、その他の申込方法と比べてかなり申込時間が制限されています。

※店舗により異なる場合があります。

お客様サービスプラザで申し込む場合には、対面で色々と相談しながら申し込みができ安心感がありますが、営業時間内に店舗に足を運ぶ必要があるため、早い審査を希望する場合には不向きです。

郵送申込|審査までに最も時間がかかる申込方法

郵送申込はいつでも自分のタイミングでポストに投函できる申込方法ですが、申込書は資料請求して取り寄せる必要があるため、申込までに時間がかかります。

さらに審査は申込書が到着してから行われるため、審査の早さを重視する人には向いていない申込方法です。

それぞれの申込方法の受付時間については、以下の通りです。

申込受付時間審査受付時間
「少ない入力項目で最短15秒回答」9:00〜21:009:00〜21:00
web24時間365日9:00〜21:00
電話9:00〜21:009:00〜21:00
自動契約機9:00〜21:00*9:00〜21:00
お客様サービスプラザ平日のみ10:00~18:00*平日のみ10:00~18:00
郵送申込書が到着した日の9:00〜21:00申込書が到着した日の9:00〜21:00

※自動契約機または店舗により異なる場合があります。

借入希望額が大きければ審査に時間がかかる場合がある|収入証明書類の提出が必要となるため

申込方法を問わず、借入希望額が50万円以上の場合などには、申込時に収入証明書類の提出が必要となります。

審査時に収入証明書類の確認も必要である場合、収入証明書類の提出が不要な場合と比べると審査に時間がかかります。

プロミスにおいて、収入証明書類の提出が必要となるのは以下の場合です。

  • 借入希望額が50万円を超える場合
  • 借入希望額と他社での借入残高*の合計が100万円を超える場合
  • 申込時の年齢が19歳以下の場合

※他社での借入残高とは、他の消費者金融ローンやキャッシングなどの総量規制対象の借り入れのことです。

収入証明書類とは、以下のようなものです。

源泉徴収票(最新のもの)

確定申告書(最新のもの)

税額通知書(最新のもの)

所得(課税)証明書(最新のもの/「収入額」と「所得額」の記載があるもの)

給与明細書(直近2か月分)+賞与明細書(直近1年分)

引用元:プロミス公式サイト

借り入れが必要な金額がそれほど多くなく、審査や融資を急いでいる場合には、借入希望額を50万円以下で申し込むと良いでしょう。

増額の場合の審査|最短60秒で審査結果がわかる

借入限度額を増額したい場合、会員サービスを利用してwebから増額の申し込みが24時間可能です。

増額を希望する借入限度額が50万円以下の場合には、審査結果は最短60秒でweb上で確認できます。

増額を希望する借入限度額が50万円を超える場合には、審査結果は30分程度でメールにて回答されます。

審査時に別途確認事項などがある場合には、電話がかかってくる場合もあります。

借入限度額がいずれの場合も、平日だけでなく土日祝も審査が受けられ、受付時間は9:00〜21:00となっています。

審査時の在籍確認|電話による在籍確認について要望があればプロミスコールに事前相談可

審査時の在籍確認。プロミスコールに事前相談

プロミスの審査では、原則勤務先への電話による在籍確認は行われません。

しかし審査により在籍確認が必要と判断された場合には、勤務先に電話で確認されますが、プロミスなどと社名は名乗らず担当者の個人名を名乗られます。

また、電話による在籍確認を行ってほしくないなど、在籍確認に関する要望があれば、プロミスコールに事前に相談もできます。

プロミス公式サイトのチャット内で「在籍確認」と入力すると、次のような返答がありました。

「お勤めの確認」についてのご相談でしょうか。原則、お勤めされていることの確認はお電話では行いません。ただし、審査の結果によりお電話による確認が必要となる場合がございます。(ご連絡の際は担当者の個人名でおかけし、プロミス名はお伝えいたしませんのでご安心ください)

引用元:プロミス公式サイト|チャットでプーちゃんに質問

さらに、有人チャットサービスにおいても、オペレーターより以下のような回答を得ました。

当方:電話での在籍確認は本当に原則行われないのでしょうか?

オペレーター:はい、原則お勤めされていることの確認はお電話では行っておりません。

ただし、ご審査の結果確認が必要となった場合には、当社名は名乗らず、担当者個人名にてご連絡を差し上げる場合がございます。

当方:電話で行わない場合は、どのように確認するのですか?勤務していることを証明する書類などを送るのでしょうか?

オペレーター:総合的なご審査となるのですが、ご連絡が必要になった場合に、お客様がお勤め先にお電話をしないでほしい等のご要望があった場合には、収入証明書類や社名入りの社員証などのご提出をお願いする場合がございます。

これらの照会結果から、プロミスでは審査において勤務先や勤続年数などから在籍確認が不要と判断した場合、電話による在籍確認は行わないのが原則的な対応であるようです。

反対に、審査で在籍確認が必要と判断された場合には、電話による在籍確認は行われます。

具体的にどのような場合に電話による在籍確認が行われるのかは、審査による総合的な判断によるため、明言はできません。

しかし一般的に、勤続年数が1年未満などと短い場合や、延滞など信用情報に問題がある場合には、電話による在籍確認が行われる可能性があります。

ただし勤務先へ電話をかけて欲しくないなど、電話による在籍確認について要望がある場合には、事前にプロミスコール(0120-24-0365)に電話をかけて相談できます。

プロミスコールに電話をしたら、必ず電話による在籍確認が行われない訳ではありませんが、収入証明書類や社名入りの社員証などの提出といった電話に替わる確認方法で勤務実態を確認してもらえる可能性があります。

電話による在籍確認がある場合は、仮審査の後の本審査において行われます。

仮審査・本審査は、基本的に受付時間内であれば申込受付後すぐに行われるため、プロミスコールへの在籍確認についての相談は申し込みが終わった段階ですぐに電話をしましょう。

参照:プロミス公式サイト

勤務先で電話に出られる時間に申し込めば即日審査が可能

仮に電話による在籍確認が必要と判断された場合に、即日で審査を完了されたい場合には、勤務先に出勤している時間帯に本審査が行われるよう、申込時間を調整すると良いでしょう。

例えば平日のみ勤務している人であれば、平日の9:00など午前中にweb申込を完了しておくと、当日中に電話による在籍確認を受けられる可能性が高いです。

上述の通り電話による在籍確認が行われない場合もあるため、在籍確認の有無が気になる場合には、一度プロミスコールに相談してみましょう。

プロミスの審査に通る確率|審査通過率は約36%で他大手消費者金融とほぼ同じ

2022年3月期の月毎の成約率の平均値は38.85%であり、プロミスの審査にはおよそ2.6人に1人が通過しているという計算になります。

参照:SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標

プロミスの成約率は、SMBCコンシューマーファイナンスの月次データ内で確認できます。

2022年3月期の各大手消費者金融のローンの月毎の成約率についても、ひと月あたりの成約率の平均値を計算し比較したものが、以下の表です。

消費者金融名審査通過率(成約率)
プロミス38.85%
アイフル34.05%
レイクALSA34.68%

参照:SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標アイフル月次推移/AIFUL Monthly Data (2021/4~2022/3)

新生銀行四半期データブック 2022年3月末

2022年3月期に関してはわずかにプロミスの審査通過率が高くなっていますが、上記3社の大手消費者金融においてはそれほどまでに大きな差はありません。

審査に通らない場合には4つの理由が考えられる

審査で重要となる項目については上述の通りですが、審査に通らない人の特徴としては、次のようなものが考えられます。

  • 申込内容に虚偽の記載をしている
  • 借入希望額が返済能力を超えている
  • 信用情報に何かしらの問題がある
  • 他の金融機関でも同様に借入申込をしている

故意であるかを問わず、申込内容に間違った記載をした場合には、審査が通らない可能性があります。

特に年収や勤務先、勤続年数、居住情報などは、審査において重要となるため、間違えないようにしましょう。

また借入希望額については、自分の年収や月々の返済額などと照らし合わせ、無理のない金額で申し込むと良いでしょう。

借主の基本情報に見合わない大きな金額の借入希望額で申し込むと、返済能力に乏しいと見なされ、審査に通らない可能性があります。

あるいは、信用情報で何か問題があり、審査に通らないことも考えられます。

消費者金融のカードローンに限らず、クレジットカードなどにおいても、過去に延滞歴がある場合には審査には通りづらくなります。

自分の信用情報は、信用情報機関に情報開示を請求することで確認が可能です。

例えば信用情報機関の中の1社であるCICでは、スマホやパソコンから簡単に開示請求できます。

まず、クレジットカードを契約する際に登録した電話番号から0570-021-717に電話し、受付番号を取得します。

その後、開示専用ページで必要事項や取得した受付番号を入力して手続きが完了すると、パスワードが発行されます。

そのパスワードを入力することで開示報告書が開けるため、自分の信用情報を確認できます。

開示請求のサービスを利用できるのは8:00~21:45で、年末年始を含み年中利用可能です。

また、開示請求には手数料が1,000円(税込)がかかります。

webからだけでなく郵送や窓口でも開示請求できるため、借入申込前に自分の信用情報について知っておきたいという人は好きな方法で確認してみましょう。

お金が必要で借入先を探していると、同時期に複数の借入先に申し込みをしてしまうかもしれませんが、審査ではそれもマイナスの評価となってしまいます。

プロミスをはじめとする金融機関で行われる審査では、信用情報機関に借主の信用情報の照会を行います。

そして信用情報を照会した際には、照会した記録が履歴として残るようになっています。

例えば複数の借入先にカードローンなどを申し込むと、照会記録もその申し込みの数だけ残ります

したがって、他の借入先にも同時期にたくさん借入申込をしていると、その照会記録の情報から分かってしまうのです。

借り入れをしたいときには、同時に複数の借入先に申し込みをするのは避けましょう。

プロミスの審査は正社員以外の人でも通る可能性はある

正社員以外でも審査に通る。安定した収入を得ていること

プロミスのフリーキャッシングにおける借入対象者は、18〜69歳で安定した収入のある人とされています。

アルバイトなどでも安定した収入があれば、正社員以外の人でも審査に通る可能性は十分にあります。

ここからは、それぞれの借主の審査について解説していきます。

個人事業主の審査|収入が少なくても自営者カードローンなら年収の3分の1以上が借り入れできる可能性がある

個人事業主の人はサラリーマンと比べると、収入の良いときと悪いときの波があり、安定していない側面があります。

個人事業主の審査では、収入の高さよりも、毎月安定した収入が得られているかが重要視されます。

事業を始めてからの年数が長いなど、事業の安定性を示せると良いでしょう。

個人事業主の場合も、借入希望額が50万円を超える場合などには、収入証明書類の提出が必要です。

その際には、安定した収入が得られていることを確認できる書類を提出すると審査に通る可能性が高まるでしょう。

基本的に消費者金融のカードローンは、総量規制の対象となるため、年収の3分の1の金額までしか借り入れられません。

しかし事業で必要となるなど、年収以上の金額の借り入れが必要となることもあるかもしれません。

その場合にプロミスでは、個人事業主専用の「自営者カードローン」を取り扱っています。

自営者カードローンは総量規制の対象外となるため、年収の3分の1を超える金額も借入可能となります。

自営者カードローンの貸付条件は、以下の通りです。

借入可能額最大300万円
貸付金利年6.3~17.8%
申込対象者20歳〜65歳の自営者の方
資金使途生計費および事業費に限る
担保・保証人不要

自営者カードローンは、自動契約機またはお客様サービスプラザの対面申込・電話申込のみとなっています。

また必要書類として、確定申告書などの収入証明書類のほか、事業実態を疎明する書類の提出が必要です。

事業実態を疎明する書類とは、以下のようなものです。

  • 有効期限内の営業許可証または入館証明書に類する書類
  • 発行日が1年以内の受注書・発注書・納品書・請求書・領収書・報酬明細に類する書類

これらの事業実態を疎明する書類は、借入希望額が100万円以下の場合にはいずれか1点、借入希望額が100万円超の場合にはいずれか2点が必要です。

また借入希望額が100万円超の場合には、受注書などの要件として、以下の全てを満たす必要があります。

発行日が2ヶ月以内のもの

会社名(屋号)または借主の氏名の記載があるもの

取引先の会社名(屋号)の記載があるもの

引用元:プロミス公式サイト

主婦の審査|パートやアルバイトなど収入があれば申込可

主婦であっても、アルバイトやパートなどで安定した収入があれば、審査に通る可能性があります。

全く収入がない人は、借り入れの申込対象者となっていないので、審査には通らないでしょう。

これは、プロミスを含め消費者金融のカードローンが総量規制の対象となっているため、年収の3分の1を超える貸付が禁じられているからです。

年収が0円である場合、その総量規制の計算ができないため、そもそも借り入れができません。

アルバイト収入などがある主婦の人は、申込時に収入や勤続年数の欄を正確に記入し、安定した収入を得ていることを示しましょう。

また、プロミスには女性オペレーターが対応する女性専用の電話番号として、レディースコール(0120-86-2634)が用意されています。

初めての借り入れで不安がある人や、女性オペレーターに対応してほしい人は、このレディースコールを利用すると良いでしょう。

レディースコールを利用した場合、フリーキャッシングと貸付条件は同じで女性専用の「レデイースキャッシング」の申し込みとなります。

学生の審査|アルバイト収入などがあれば申込可だが高校生は申込不可

学生でもアルバイト収入などで安定した収入を得ていれば、審査に通る可能性があります。

フリーキャッシングであれば、18歳以上の大学生や短大生などが申込可能です。

ただし、全日制・定時制などの高校生や高等専門学校生は借り入れができないため、審査にも通らないでしょう。

学生の場合も同様に、アルバイトなどで安定した収入を得ていることを申込時に示すことが大切です。

年金受給者の審査|年金以外に収入がなければプロミスの審査は受けられない

年金受給者の審査。他の収入が必要

年金受給者の場合、年金以外に給与収入がない人はプロミスの審査を受けられません。

反対に年金以外にアルバイトなどでも収入がある人は、借り入れの申込が可能で、プロミスの審査を受けられます。

そもそも年金は申込条件にある「安定した収入」に該当しないというのがプロミスの見解であるようです。

プロミスの公式サイトには、年金が「安定した収入」に該当するかの明確な記載はありませんが、日本貸金業協会のホームページでは参考となる記載があります。

プロミスのフリーキャッシングは総量規制の対象となりますが、その総量規制の基準となる「年収」にどのようなものが該当するかについて、以下のように説明されています。

Q4

総量規制の基準となる「年収」には、どのようなものが該当しますか?

A4

総量規制の基準となる「年収」には、定期的な収入として以下のものが法令に定められています。

(1)給与

(2)年金

(3)恩給

(4)定期的に受領する不動産の賃貸収入(事業として行う場合を除く)

(5)年間の事業所得(過去の事業所得の状況に照らして安定的と認められるものに限る)

【注】 上記以外の収入(例えば、宝くじや競馬などによる一時的な収入)は、貸金業法上、年収には含まれません。

引用元:日本貸金業協会公式サイト

これによれば、年金は総量規制の対象となる年収に該当するため、年金の3分の1程度までの金額は借入可能ということになります。

では実際のところプロミスにおいて年金は「収入」に含まれるのか、プロミスの有人チャットサービスで確認したところ、収入が年金のみである人はプロミスの審査を受けられないとの回答を得ました。

以下は、オペレーターとのチャットでのやりとりです。

当方:収入が年金のみでも借り入れができますか?

オペレーター:年金のみのご収入ですと、大変申し訳ございませんがご審査をお受付することがいたしかねます。

当方:何か年金以外に収入がないといけないのですね。

オペレーター:正社員・アルバイト・パートにてお勤めされていることが、お申し込みの条件となっております。

したがって、プロミスでは年金は総量規制の基準となる「年収」には該当しないという認識がされており、年金しか収入がない人は借り入れの申し込みはできません。

つまり上記の人は申し込みをしても必ず審査に通らないということになるため、年金受給者で借り入れをしたい場合はアルバイト収入などを得てから申し込みをしましょう。

他社で借り入れがある人の審査|おまとめローンの審査では借入残高を虚偽申告しない

他の消費者金融で借り入れがある人は、申し込みの際に虚偽の借入残高を申告しないようにしましょう。

借り入れが多いと審査に通らないからと、実際よりも少ない借入残高を申告したとしても、信用情報機関へ信用情報を照会された際に嘘であることがバレてしまいます。

他社での借り入れが複数あり、年収の3分の1程度まであるという人であっても、プロミスの「おまとめローン」であれば、審査に通る可能性があります。

おまとめローンはフリーキャッシングなどと異なり、複数の借入を一本化することで借主の支払利息の負担を少なくする目的があり、借主にとって有利となる借り入れとなるため総量規制の対象外となります。

したがって、年収の3分の1以上の借り入れとなっても申し込めます。

おまとめローンの貸付条件は、以下の通りです。

借入可能額最大300万円
貸付金利年6.3~17.8%
申込対象者20歳〜65歳の本人に安定した収入のある人
資金使途他の貸金業者からの借入金返済に限る
借換対象となるローン消費者金融・クレジットカードなどにおける借り入れ(無担保ローン)
担保・保証人不要

参考:プロミス公式サイト

おまとめローンで借り入れできるのは、他の貸金業者からの借入金を返済するためのお金です。

おまとめローンの利用によって借り入れが一本化され、毎月の返済額や支払利息を減らせます。

例えば、以下のように3つの借入先からそれぞれ借入利率18%で総額200万円の借り入れをしている場合を例にして、返済総額や毎月返済額がどのくらい少なくなるか計算してみます。

借入先1借入先2借入先3
借入利率18%18%18%
借入残高700,000円800,000円500,000円
借入期間5年5年5年
毎月返済額17,775円20,314円12,696円
返済総額1,066,488円1,218,864円761,781円

この場合、3つの借入先への毎月返済額を合計すると50,785円、返済総額の合計は3,047,133円となります。

上記の借り入れを、プロミスのおまとめローンで借入利率15%*で借り換えした場合の、返済総額と毎月返済額は以下の通りです。

※借入利率は審査によって決定されるため、一律にこの通りではありません。

プロミスおまとめローン

借入利率15%
借入残高2,000,000円
借入期間5年
毎月返済額48,000円
返済総額2,842,747円

したがって、借り換え前と借り換え後の毎月返済額と返済総額を比較すると、以下のようになります。

毎月返済額返済総額
借り換え前50,785円3,047,133円
借り換え後48,000円2,842,747円
差額2,785円204,386円

この例の貸付条件で借り換えができた場合には、毎月の返済額が2,785円に減額され、返済総額も204,386円少なくなります。

引用元:プロミス公式サイト

おまとめローンは、自動契約機またはお客様サービスプラザの対面申込・電話申込のみとなっています。

申し込みの際に本人確認書類に加えて、収入証明書類が必要となります。

すでに借り入れが複数あり審査が不安な人は、おまとめローンで審査を受けてみると良いでしょう。

まとめ|プロミスで借入申込できる人は給与収入がある人・プロミスで審査に通りやすいのは安定した収入があり返済能力が高い人

プロミスでは、借主が主婦や学生、あるいは年金受給者であっても、正社員・アルバイト・パートでの給与収入がある場合には審査を受けられます。

反対に、働いておらず給与収入がない場合には、プロミスで借り入れの申し込みはできません。

またプロミスの審査では、申込情報の中でも主に勤務先や雇用形態、勤続年数などから返済能力の程度が判断されます。

仮に年収が高くても収入が安定していないと判断されたら、審査に通らない可能性もあります。

反対にアルバイト収入程度の人でも、勤続年数が長く安定していると判断されたら、審査に通ることもあります。

申込情報から安定した収入があると判断される人であっても、延滞歴があるなど信用情報に問題があれば、返済能力が低いと判断される可能性があります。

また借入残高が多い人や、複数の借入先に申し込みをしている人なども、同様に返済能力が低いと判断されやすいでしょう。